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フィードバックの制限時間は0.14秒

時間

以前フィードバックは重要だ、というお話をしました。

 

その中で「フィードバックは瞬時に行う」べきだと説明したのですが、具体的に何秒以内に行わなければならないという数値があります。

 

因果関係を感じる0.14秒

認知心理学では、人間が因果関係を感じる最大の長さが0.14秒だという実験結果があります。

何かアクションを行なったあとに別の何かが起きた際、その間隔が0.14秒以内であれば因果関係を感じるというもの。

 

例えば、あるボタンを押したときにボタンの色が変わったとします。

 

ボタンを押してから0.14秒以内に色が変わった場合は、ユーザーは「ボタンを押したから色が変わった」と素直に感じることができます。

一方で、ボタンを押してから色が変わるまでに0.14秒以上かかってしまうと、ユーザーは「色が変わったのはボタンを押したからだろうか…?」と確証を得ることができません。

 

つまり、フィードバックが0.14秒よりも遅れてしまうと、ユーザーは無駄に理解力を使わなければならないため、ストレスになってしまうのです。

よってフィードバックは必ず0.14秒以内に行う必要があります。

 

処理に時間がかかる場合

ただ、ボタンが押されてから処理が終わるまでにどうしても0.14秒以上かかってしまう場合もあるはず。

それ自体は仕方ないことではあると思うのですが、それでもフィードバックは必ず0.14秒以内にします。

 

例えばローディング画面を表示したり、UIアニメーションを再生している間に裏で処理を進めるといった解決方法が考えられます。

個人的には後者の方が、見た目もクオリティ高く感じられますし、ユーザーを退屈させないことにもつながるのでおすすめ。

 

とにかくフィードバックだけは先に見せてしまいましょう。

 

まとめ

フィードバックの制限時間について、認知心理学を交えて説明しました。

 

  • 人間が因果関係を感じる最長時間は0.14秒
  • フィードバックは必ずユーザーの操作後0.14秒以内に行う
  • 処理に時間がかかる場合でも、フィードバックだけは先に見せる

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