ゲームには様々な色が使われていますが、完全に開発者の好みで色を決めてしまうのは間違いです。
伝わりづらい配色
例えば、このアイテム装備画面を見てください。

「猛攻のお守り」というアイテムを装備することで変化する、各パラメータを表示しています。
どうやら「攻撃力は赤」「防御力は青」というようにパラメータごとに色が割り振られているようですが、このアイテムを装備した結果どうなったのかが一目で分かりづらいですよね。
伝わりやすい配色
では、こちらはどうでしょうか。

攻撃力と魔法力は上がり、防御力と体力は下がったことがぱっと見て分かりますよね。
そもそも対応するパラメータの名前と値は横並びに書いてあるので、わざわざ値まで色を揃える必要はありません。
それよりも上がったのか下がったのかを色で表現した方が、見た人にとって有益です。
ポジティブ/ネガティブの色
ではどういう色にすれば良いかというと、一般的に「ポジティブは緑、ネガティブは赤」とされています。
特に、緑は明るめの緑、赤は暗めの赤がイメージにぴったり。
ポジティブとネガティブの例としては、こんな感じです。

このように配色は慣習に倣うことで、直感的に伝わるデザインとなります。
ただ、日本人は赤色にポジティブなイメージを持つ場合もあります。
「ポジティブは赤、ネガティブは青」のような配色も場合によっては自然に思うかもしれません。
しかし、世界的に見れば赤はネガティブな色(警告を表す色)ですし、日本でも定着しているように思えます。
赤は警告を示す→「ネガティブな効果があるけど大丈夫ですか?」とユーザーに警告する、ということですね。
まとめ
ポジティブな色、ネガティブな色についてまとめてみました。
- 配色は慣習に倣うと伝わりやすいデザインになる
- ポジティブは(明るい)緑、ネガティブは(暗い)赤
- 赤は警告を示す色
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